ギタリストにとって何よりも必須な機材、それはチューナーです。
チューナーは、ギターのチューニングを正確に合わせるために欠かせません。
悩む人でもチューナーって種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない。
チューナーは主に以下の種類があります。
- クリップ型
- カード型
- ペダル型
- ソフトウェア型



ギター初心者のうちはどれを選ぶべきか悩むよね。
この記事では、各ギター用チューナーの特徴やメリット・デメリットを初心者にもわかりやすく解説します。
この記事を書いた人


ひとつ
ギターを弾くボカロP
⭐️新曲告知⭐️
2025年10月13日 クロカル杯にて
新曲を投稿しました!
サムネはふざけていますが、シンプルでかっこいいバンドサウンド楽曲です。



イベントを知ったのが遅かったから10日未満で楽曲〜動画制作まで頑張ったよ!
当ブログでも取り上げているデスク前で作業している様子をMVに取り入れた、少しだけVLOG風な作品です。
チューナーとは?





チューナーって何をするための機材なの?



弦の音が正しい音程か確認して、正確なチューニングをするための機材だよ。
チューナーはギターの発する音や振動を検知し、その音が基準より「高い」か「低い」を視覚的に教えてくれます。



音程がよくわからなくても、チューナーがあれば安心だね!
チューナーの役割
チューナーの役割は、ギターの弦の音程が正しいかどうかを確認することです。
あくまで「音程が正しいか」を確認するための機材であり、チューナーの表示をもとに自分で音を合わせていく必要があります。



中には自動でチューニングしてくれるものもあるよ。
ギターは日々チューニングがズレる楽器



チューニングの頻度ってどのくらいなの?



ギター演奏するときは毎回した方が良いよ。
ギターは
・弦の張り具合によるネックの反れ
・気温・湿度の変化
といった要因で、日々音程がズレやすい楽器です。
ギター演奏前にチューニングをすることは、常にベストな音で演奏するために欠かせない習慣になります。
なぜチューナーが必要?
もし家にピアノ等がある場合、それに音を合わせながらチューニングすることもできます。
耳だけを頼りにチューニングをしてみることも、音感を鍛える上で非常に有効な練習にもなります。
しかし耳だけを頼りに音を正確に合わせるのは非常に難しく、音感に自信がある人でもわずかなズレが生じることが多いです。



ギター歴10年以上の僕でも正確には無理。
そのため、チューナーは初心者から上級者まで必須の機材です。
チューナーを使えば音程のズレを視覚的に確認できるので、誰でも簡単かつ正確なチューニングができます。
チューニングの手順
チューナーは正しい手順で使用することで、初心者でも上級者と同じレベルの正確なチューニングが行えます。
詳しい方法は以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。


チューニングが合っていないとどうなる?



チューニングって絶対にあっていないとダメなの?



絶対に合っていないとダメだよ。
ギター演奏において、チューニングが合っていることは絶対条件です。
チューニングがズレた状態で演奏すると、以下のような問題が起こります。
- コードの響きが濁って不快に聴こえる
- 単音のメロディも弦をまたぐと不安定になる
- バンド演奏などで他の楽器と音が合わない
- 耳が正しい音感に慣れず、音感が育ちにくくなる



どれも大問題だ...。
チューニングのズレがもたらす影響については、以下の記事に詳しくまとめています。



音がズレた状態で演奏した場合の比較音も付けて、わかりやすく解説しているよ。


チューナーの種類





次は、どんな種類のチューナーがあるか見ていくよ。
チューナーの種類と音の拾い方
ギターのチューナーは大きく分けて、以下の4種類に分類されます。
- クリップ型
- カード型
- ペダル型
- ソフトウェア型
さらにこの記事では、ソフトウェア型を「スマホ」と「パソコン」の2種類にわけて紹介します。



こんなに種類があるんだね。



実際は、これ以外にもあるよ。
また、ギターのチューナーはそれぞれ音の拾い方が異なり、主に以下の3つに分類されます。
🎤ギターの音をマイクで感知
✅手軽に使用できる
⚠️騒がしい場所では正確に反応しにくい
- クリップ型
- カード型
- ソフトウェア型



これは...どれがいいの?
これらはどれが良い・悪いではなく、用途や使用環境による向き・不向きで判断します。



もしくは使い勝手の好き嫌いで決めちゃってもOK!
カード型チューナー


- 表示画面が大きく視認性が良い
- メトロノームなどの負荷機能付きモデルも多い
- マイク式・ライン式の両方に対応
- 価格が安く手を出しやすい
カード型チューナーはポケットに収まるサイズのコンパクトなチューナーです。
多くのモデルでは、各弦の音を鳴らせる機能が搭載されており、チューナーから発せられる音に合わせてチューニングすることも可能です。
さらに、メトロノーム機能といった付加機能が搭載されたモデルも多くあります。



音感・リズム感を鍛える練習にも使えそうだね!
音の拾い方は基本的にマイク式ですが、多くのモデルはシールドを刺せる設計になっており、ライン入力での使用も可能です。
「家ではマイク、スタジオではラインで」といった使い分けができます。



その代わり、シールドが必須だけどね。
クリップ型チューナー


- ギターのヘッドに挟むだけで簡単に使える
- ピエゾ式のモデルだと周囲の音に左右されない
- コンパクトで持ち運びに便利
- 価格が安く手が出しやすい
クリップ型チューナーは、ギターのヘッド部分に取り付けて使うタイプのチューナーです。



小さくて持ち運びに便利そうだね。



その反面、視認性は良くないけどね。
多くのクリップ型チューナーはピエゾ式が採用されています。



ピエゾ式...?
ピエゾ式は、音ではなく弦の振動を直接感知しチューニングを行います。
これにより、ライン接続することなく周囲の音に左右されない安定したチューニングが可能です。



シールドを用意しなくていいのは嬉しいね!
ただし、ベースやドラムといった大きな振動を出す楽器が近くで演奏されている場合、正しく振動を拾ってくれないこともあります。
ペダル型チューナー


- ライブ中、足元で素早くチューニング
- 高精度で反応も早く、信頼性が高い
- チューニング時は音をミュートできる
- 視認性の高いLED表示で、暗い会場でも使いやすい
ペダル型チューナーは足元で操作するタイプのチューナーです。
主にライブやスタジオで使われることが多く、本格派向けのモデルとなっています。



ライブ中、スマートにチューニングしたい人はこれ一択!
ペダル型のチューナーは基本的にライン接続しか対応しておらず、必ずシールドでギターと接続する必要があります。
さらに、価格もカード型やクリップ型の10倍くらいします。



その分音の反応が早くて、高い精度でのチューニングができるよ。



中級者〜上級者向けってかんじだね。
また、ペダル型チューナーはコンパクトエフェクターくらいのサイズ感になっています。
以下の写真は僕が以前組んでいたものですが、このようにエフェクターボードに組み込みやすいのも特徴です。





エフェクターボードを組んでいる人はペダル型が絶対におすすめ!
スマホアプリ


- スマホで簡単に使える
- 無料で使える製品も多い
最近ではスマートフォン用のアプリとして利用できるチューナーが増えています。
また、アプリをインストールしなくても、ブラウザで「チューナー」と検索するとすぐにオンラインのチューナーが見つかります。



スタジオ練習なのにチューナー忘れた...。
こういった場合の"非常時用"として、アプリ型のチューナーは非常に便利です。
そういう僕も、初心者時代にチューナーを忘れた経験が何度もあります。



昔はこんな便利なものなかったから、正直羨ましすぎる。



チューナーを忘れた時ってどうしてたの?



誰かに借りるか、YouTubeでギターの音探してそれ聴きながらチューニングしてた。
スマホのチューナーは手軽に使える反面、スマホのマイク経由で音を拾うため、あまり正確なチューニングは期待できません。
メインとして別のチューナーを使いつつ、アプリは補助的な使用が良いでしょう。
iRigのようなスマホとギターを接続できる機器を使用すれば、ライン接続での正確なチューニングが可能です。
ただしiRigはチューナーと比べると高価なため、「スマホでチューニングをする用途」として購入するのはおすすめしません。
PC用ソフトウェア


- DTMとの相性が良い
- 無料製品やDAW付属のプラグインも多い
DTMをする方やギターをパソコンに繋いで練習するという方は、PC用ソフトやDAW付属プラグインのチューナーを使用するといった手もあります。
普段からDAWを立ち上げて練習している人や、自宅録音がメインの人にとっては非常に便利です。



僕も家でギター練習する時は、DAWを開いているよ。
一方、アンプに繋いで練習する方がチューニングをするためだけにPCを立ち上げるのはかなり手間です。



持ち運ぶのも難しいよね。
・DAWでの録音
・パソコンに接続して練習することが多い
このような方には、非常に便利な方法です。
しかし、そうでない方があえてこの方法を選択するメリットはないと僕は思います。
- DAWとは?
-
「Digital Audio Workstation」の略称で、パソコン上で楽曲制作・録音・編集を行うためのソフトです。
- ギターの録音
- 打ち込みによるトラックの作成
- ミックス・マスタリング
これらの音楽制作に必要な作業を一括で行えるツールとして、多くのミュージシャンに使用されています。
チューナーの選び方





チューナーにたくさんの種類があるのはわかったけど、結局どれを選べばいいんだろう。



目的や使うシーンによっても変わるよ。
ギター用チューナーは目的や使用シーン、または使う方のレベルや環境に合わせて選ぶべきチューナーが変わります。
ここでは選び方の例としていくつか紹介します。
必ずしもこの通りに選ばないといけないといけないわけではありません。
「こういった選び方があるんだ」といった程度に見てください。
初心者におすすめ:カード型、クリップ型


ギター初心者の方におすすめのチューナーは「カード型」または「クリップ型」です。
おすすめな理由
- 初心者でも手軽に使える
- 価格が安い
- コンパクトで持ち運びがしやすい
カード型チューナーには、実際に音を鳴らしてチューニングをサポートしてくれる機能が付いているものもあります。



音感をつけたい初心者には最高な機能だね!
どちらも価格が安く、持ち運びがしやすいうえに外でも安心して使えるため、初心者には最もおすすめなチューナーです。
ライブを頻繁にする人:ペダル型


ライブを頻繁にする人におすすめのチューナーは「ペダル型」です。
おすすめな理由
- エフェクターボードに組み込んで使用できる
- 暗いステージ上でも使いやすい
- コンパクトで持ち運びがしやすい
- ライン接続のため周囲の雑音の影響を受けない
- 反応の速さ・チューニングの精度が非常に高い
エフェクターボードに組み込むことで、ステージ上でもスムーズなチューニングが可能となります。



スムーズ→かっこいい→デキる人っぽく見る。これ重要。
また、
「これからバンド活動をしたい」
「ライブやスタジオ練習に備えたい」
このように感じ出す"初心者から中級者へのステップアップ"にもぴったりの機材です。
ただし、ペダル型は他のタイプに比べて高価です。
さらに電源やシールドが必要で持ち運びがしづらいという難点もあります。



手軽さを重視する人や、エフェクターを使わない人には不向きかな。
- エフェクターとは?
-
エフェクターとはギターの音を加工し、さまざまな音色を作り出す機材です。
エフェクターのもたらす効果は多種多様で、主に以下のようなものがあります。
- 音を歪ませる
- エコーのような効果を出す
- 音を揺らして原音からかけ離れた音を出す
DAWで録音する方:ソフトウェア型


自宅でDTMをしている方の中には、DAWを使ってギターを録音・練習している方も多いと思います。
そういった方には、パソコン用のソフトやDAW上のプラグインとして使える「ソフトウェア型チューナー」がおすすめです。
おすすめな理由
- パソコン上だけで完結し効率が良い
- プラグインの場合、DAW内で直接使用できる
- 無料・安価なものが多く導入しやすい
ただし、ライブやスタジオ練習などでの使用には向いていません。



パソコンを持っていって繋いで...って大変だもんね。
ライブやスタジオで演奏する機会のある方は、他のチューナーと併用が必須です。
まとめ
ギター用チューナーには、
- クリップ型
- カード型
- ペダル型
- ソフトウェア型
といった種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
これらはどれが良い・悪いではなく、自分のプレイスタイルや環境に合わせることが重要です。
この記事が、あなたにぴったりのチューナーを見つけるきっかけになれば嬉しいです!







