チューナーとは、ギターのチューニングを正確に合わせるために欠かせない機材です。

チューナーはギタリストにとって必須な機材だよ!

でもチューナーって種類多すぎてどれを選べばいいのかわからいない。
チューナーには主に、
・クリップ型
・カード型
・ペダル型
・アプリ等のソフトウェア型
といった種類があり、どれを使用するべきか迷ってしまう方も多いでしょう。
そこでこの記事では、各ギター用チューナーの特徴やメリット・デメリットを初心者にもわかりやすく解説します。
チューナーとは?

ギター用のチューナーは、弦の音が正しい音程かを確認し、正確なチューニングを行うための機材です。
ギターの発する音や振動を検知し、その音が基準より「高い」か「低い」を視覚的に教えてくれます。

ギター始めたばかりで音程がわからなくても、チューナーがあれば安心だね!
チューナーの役割
チューナーの役割は、ギターの弦の音程が正しいかどうかを確認することです。
あくまで「音程が正しいか」を確認するための機材であり、チューナーの表示をもとに自分で音を合わせていく必要があります。

中には自動でチューニングしてくれるものもあるよ。
ギターは
・弦の張り具合によるネックの反れ
・気温・湿度の変化
といった要因で、日々音程がズレやすい楽器です。
そのため、演奏前には必ずチューナーで音程をチェックしましょう。常にベストな音で演奏するために欠かせない習慣です。
なぜチューナーが必要?
耳だけでチューニングを合わせることは非常に難しい作業です。音感に自信がある人でも、わずかなズレには気づきにくいことがあります。

ギター歴10年以上あっても耳だけでズレなく正確にチューニングはできない...。
そこで活躍するのがチューナーです。チューナーは音程のズレを視覚的に表示してくれるため、誰でも簡単に正確なチューニングが可能になります。
また、ギターチューニングのやり方について解説している記事もありますので、こちらもぜひご覧ください。
上記記事のような「チューニングの手順」を守りながらチューナーを使用することで、初心者でも上級者と同じレベルの正確なチューニングが行えるようになります。
チューニングが合っていないとどうなる?

チューニングって絶対に合っていないとダメなの?

絶対に合っていないとダメだよ!
ギター演奏において、チューニングが合っていることは絶対条件です。
弦の張力や気温・湿度の影響でチューニングは日々ズレるため、練習や演奏前には毎回チェックすることが大切です。
チューニングがズレた状態で演奏すると、以下のような問題が起こります。
チューニングのズレがもたらす影響については詳しくまとめた記事もあります。
比較音付きでわかりやすく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
チューナーの種類


それじゃ、どんなチューナーがあるか見ていくよ!
また、ギターのチューナーはそれぞれ音の拾い方が異なり、主に以下の3つに分類されます。
内蔵マイクで音を拾う「マイク式」
🎤 ギターの音をマイクで感知
⚠️ 手軽だけど、騒がしい場所では正確に反応しにくい
シールドでギターと直接つなぐ「ライン式」
🔌 ギターからの信号を直接受け取る
✅ 周囲の音に左右されず安定して使える
弦の振動を拾う「ピエゾ式」
🫨 弦の振動を感知
✅ 周囲の音に左右されず安定して使える
これはどれが良い・悪いではなく、用途や使用環境によって向いている・向いていないで判断します。
カード型チューナー

カード型チューナーはポケットに収まるサイズのコンパクトなチューナーです。
多くのモデルでは、各弦の音を鳴らせる機能が搭載されており、チューナーから発せられる音に合わせてチューニングすることも可能です。
また、メトロノーム機能といった付加機能が搭載されたモデルも多いのも、カード型チューナーならではの特徴です。
音の拾い方は基本的にマイク式ですが、多くのモデルはシールドを刺せる設計になっているものも多く、ライン入力での使用も可能となっています。

家ではマイク、スタジオとかではラインで繋ぐ、って感じで使い分けられるよ。

クリップ型チューナー

クリップ型チューナーは、ギターのヘッド部分に取り付けて使うタイプのチューナーです。

小さくて持ち運びにも便利そうだね!
多くのクリップ型チューナーはピエゾ式が採用されています。弦の振動を直接感知するため、周囲の音に左右されず安定したチューニングが可能です。
ただし、ベースやドラムといった大きな振動を出す楽器が近くで演奏されている場合、正しく振動を拾ってくれないこともあります。

小さくて手軽な反面、視認性が良くない点は注意が必要だよ。

ペダル型チューナー

ペダル型チューナーは足元で操作するタイプのチューナーで、主にライブやスタジオで使われることが多い本格派向けのモデルです。

ライブ中スマートにチューニングしたい人はこれ一択!!
ライン接続で使うタイプなので、必ずシールドでギターと接続する必要があります。その分、反応が速く、非常に高い精度でチューニングができます。

かっこいいけど価格も高いしサイズも大きい...中級者以上向けってかんじだね。
ペダル型チューナーはコンパクトエフェクターのサイズ感で、エフェクターボードに組み込みやすいのも特徴です。

エフェクターボードを組んでいる人には絶対おすすめ!!

スマホアプリ

最近ではスマートフォン用のアプリとして利用できるチューナーが増えています。
また、アプリをインストールしなくても、ブラウザで「チューナー」と検索するとすぐにオンラインのチューナーが見つかります。

スタジオ練習なのにチューナー忘れた💦
クリップ型やカード型のチューナーはつい忘れやすく、実際僕も初心者の頃に忘れた経験があります。
こういった場合の「非常時用」としてアプリをインストールしておくと安心です。

僕が初心者の頃はこんな便利なものなかったから、正直羨ましすぎる。

チューナー忘れたときってどうしてたの?

誰かに借りるか、YouTubeでギターの音探してそれ聴いてチューニングしてた...。
しかしスマホのチューナーは手軽に使える反面、スマホのマイク経由で音を拾うためあまり正確なチューニングは期待できません。
メインとしてではなく、あくまで「補助的」な使用が良いでしょう。
PC用ソフトウェア

DTMをする方やギターをパソコンに繋いで練習するという方は、PC用ソフトやDAW付属プラグインのチューナーを使用するといった手もあります。
普段からDAWを立ち上げて練習している人や、自宅録音がメインの人にとっては非常に便利です。

僕も家でギター練習するときはDAW開いてるよ!
一方、ただチューニングするためだけに毎回PCを立ち上げギターを接続するのは手間ですし、外出先で気軽に使えるタイプではありません。
DAWでの録音やパソコンに接続して練習することが多いという方には便利な方法ですが、そうでない方はあえてこの方法を選択するメリットはないと思います。
ギターの録音や打ち込みによるトラック作成、ミックスやマスタリングまで音楽制作に必要な作業を一括で行えるツールとして、多くのミュージシャンに使用されています。
チューナーの選び方


たくさん種類があるけど、結局どれを選べばいいんだろう。

それは目的や使うシーンによって変わるよ!
ギター用チューナーは目的や使用シーン、使う方のレベルや環境に合わせて選ぶべきチューナーが変わります。
ここでは選び方の例としていくつか紹介します。
必ずしもこの通りに選ばないといけないといけないわけではありません。「こういった選び方があるんだ」といった具合に見てください。
初心者におすすめ

ギター初心者の方におすすめのチューナーは「カード型」または「クリップ型」です。
カード型チューナーには、実際に音を鳴らしてチューニングをサポートしてくれる機能が付いているものもあります。

音感を付けたい初心者にはぴったりの機能だね!!
一方、クリップ型チューナーはギターのヘッドに挟むだけで使え、周囲の音に左右されにくいのが特徴です。
どちらのチューナーも自宅ではもちろん、外でも安心して使えるため練習環境を問わず活躍します。
エフェクターボードを組み込む中級者以上

エフェクターを使用しボードを組み出す中級者以上の方には「ペダル型」がおすすめです。
上記の理由から、ペダル型チューナーはプロの現場でも愛用されています。
「これから本格的にバンド活動をしたい」
「ライブやスタジオ練習に備えたい」
こういった思いを感じ出す、初心者から中級者へのステップアップにぴったりの機材です。
エフェクターボードに組み込むことでステージ上でもスムーズにチューニングを行うことができます。

あと、なんとなくデキる人みたいでかっこいい。ここ重要。
ただしペダル型のチューナーは、
・他のタイプに比べて価格が高め
・電源とシールド接続が必要
・持ち運びがしづらい
という難点があります。
手軽さを重視する人にはやや不向きなタイプです。
DAWで録音する方

自宅でDTMをしている方の中には、DAWを使ってギターを録音している方も多いと思います。
そういった方には、パソコン用のソフトやDAW上のプラグインとして使える「ソフトウェア型チューナー」がおすすめです。
DTMや宅録が中心の方にとっては非常に便利な選択肢です。
しかし、ライブやスタジオ練習などパソコンを持ち出さない環境では使用できません。
ライブやスタジオで演奏する機会のある方は、他のチューナーと併用が必須です。
まとめ
ギター用チューナーには、
・クリップ型
・カード型
・ペダル型
・ソフトウェア型
といった種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
また、今回紹介した以外の種類のチューナーもあります。
これらはどれが良い・悪いではなく、自分のプレイスタイルや環境に合わせることが重要です。
初心者の方には手軽に使えるクリップ型やカード型がおすすめですし、演奏の場面で高い精度とスピードを求める方にはペダル型がぴったりです。
また、自宅で録音を行う方には、DAW上でプラグインとして使えるソフトウェア型チューナーが便利でしょう。
自分のに合う最適なチューナーを選び、快適なギター演奏をしていきましょう!
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