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おしゃれでかっこいい、そして快適に使えることを目指し1年かけて構築した現役ボカロPのDTMデスク環境を紹介します。
これからDTMデスクを作っていこうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

ボカロP、ギタリスト目線で快適なデスク環境を作ったよ!
作業環境の全体像


まずはこの記事を書いている現在(2023年9月)のDTM作業環境の全体像です。
僕はこの写真のデスク前でほぼ毎日DTMを行っています。





こだわりポイントとかないの!?



必要なものはしっかり詰め込みつつ、シンプルに作ったところかな。
当記事では、この作業環境で使用している機材等を簡単に紹介していきます。
もし、
「これは何?」
「これの使い心地もう少し教えて!」
など気になる点があればX(https://twitter.com/1102_hitotsu)でご気軽に聞きにきてください。
使用PCとモニター類


MacBookPro(2017年製 13インチ)


僕のボカロP活動の核となっているMacBookProです。
このMacのスペック
- CPU:Intel Corei5
(デュアルコア) - メモリ:8GB
購入当時はパソコンにあまり詳しくなく、
「Macbook Proを買えば問題ないだろう!」
といった気持ちで購入したものなので、割と低スペックです。
ボカロP、DTMを本格的に始めたのは2022年5月頃からなのですが、実は2017年に1度挑戦しようとしていました。



てことは本格的に始める5年前...結構古いね。
動画編集においてはストレスを感じることがありますが、DTMでは全く問題なく使えており今のところ買い替える予定はありません。



だったらデスクトップで良くない?



リビングや出先で作業をすることもあるから、ノート型がいいの!
2024年12月、スペック不足を感じにM4 Mac miniに買い換えました。
Macbookはリビングやお庭でのブログ執筆用端末になりました。
デュアルディスプレイとモニターアーム





上画面では僕の曲を再生してるよ!
\最新曲はこちら!/
ディスプレイはモニターアームを使用し、2枚縦並びで使用しています。
メインディスプレイ(下)はLGの29WP500-B、サブディスプレイ(上)はiiyamaのG2730HSUです。
どちらも僕にとってちょうど良い大きさと価格でお気に入りです。
\下のメインディスプレイ/


\上のサブディスプレイ/





デュアルディスプレイって横並びのイメージが強いけど、縦並びもできるんだね。



「DTMは縦配置が良い!」って聞くことが多くて試してみたら想像以上に快適だったよ。
\詳しくはこちら/


モニターアームはグリーンハウスのGH-AMDA2Vというものを使用しています。





とっても安いね!!
安い以外にこれを選んだもっと大きな理由もあるので、それはまた別の記事で紹介します。
ドッキングステーション【GIISSMO 4-IN-2 USB C】


僕のMacBookはUSB C×2とイヤホンの接続端子しか付いていません。
しかも充電にUSB Cを1箇所使うため、実質接続端子はUSB C1箇所のみです。



MIDIキーボードかオーディオインターフェースか...どっちかしか繋げないじゃん!!
そこで役立つのがUSBハブです。
しかし、
- 外部ディスプレイに接続したい
- ネットは有線で繋ぎたい
上記のように思う、僕のような人には物足りません。
そんな欲張りな方に便利なのがこのドッキングステーションです。
この記事で紹介する数々の機器全てと充電、LANケーブルがこの1台に集約されMacBookに接続されています。





しかもこのケーブルだけで!
前面には10Gpsでのデータ転送可能なUSB C端子が備わっていおり、僕はここに外付けSSDを接続しています。
2つ上の写真に写っている玄人志向と書いてあるダサいやつが外付けSSDです。



中にM.2規格のSSDが入っているよ。



日本語でおk



超早いハードディスクを超早い場所に繋いで超早くデータやり取りできる的な?
DTMは様々な音源を使用し、音源によると50GB以上に及ぶ物もあります。



500GBなんて入れたら一発で容量不足に陥っちゃう。



そうならないために、外付けのストレージに保管しておく方が便利だよ!
このとき、このドッキングステーションのようにデータ転送速度の早い端子が1つでも付いているととても便利です。


Magic KeyboardとMagic Trackpad


僕はMacBookを使いつつ、基本的に外部モニターで作業をしています。



MacBookの画面は開いていないの?



開いていないよ。机の裏のスチールラックにおいてクラムシェルモードで使用してる!
こうなると必須になるのがキーボードとマウス、もしくはトラックパッドです。



僕はApple純正のMagic keyboardとMagic Trackpadを使ってるよ。
DTMerはトラックボールを使用している人が多い印象ですが、僕はトラックパッドの方が好きなのでトラックボールも普通のマウスも使っていません。



トラックボール使ってるけど、すごく良いよ?



個人的にはいまいちだったかな...。
両方とも有線で接続していますがもちろん無線でも使えます。
僕の端末のスペック不足のせいかはわかりませんが、無線接続でDAWを開くとマウスカーソルの動きが遅くなることが稀にあったので有線で接続しています。
Mac miniでは無線でも動きが遅くなるといった症状は出ておらず、間違いなくスペック不足が原因でした。
リスニング環境


モニターヘッドホン【MDR-900ST】


モニターヘッドホンはソニーのMDR-CD900ST、を使ってます。



録音現場とかでよく見るやつだね。


ちなみにイヤーパッドは劣化したため、他社製の物に交換しています。



そろそろもう一度交換しないとかなって思ってる。
モニタースピーカー導入まではこれだけで録音からミックス・マスタリングまで行っていましたが、MDR-CD900STはあくまでモニター用です。
ギターやベースの録音時、さすがモニター用なだけあり細かい音やノイズまでしっかりと聴こえてきます。
対してミックス作業では低音が聴こえづらいため低域を上げすぎてしまったり、逆にそれを考慮して低域を下げると曲がペラペラになったり...のようなことがよくありました。



できればリスニングはスピーカーとヘッドホン、どちらも使うのがおすすめ!


モニタースピーカー【YAMAHA HS5】


モニタースピーカーは定番のYAMAHA HS5を使用しています。



赤いヘッドホンだけで楽曲制作していた頃と比べると、格段にやりやすくなったよ。
買う前は「スピーカーに3万円!?」と勇気のいるお買い物でしたが、結果買って良かったと感じています。
詳しくはHS5のレビュー記事にまとめていますので、もし良ければ合わせて読んでみてください。


AirPods Pro





いやいや、Air PodsはDTM機材と関係ないでしょw



そんなことないよ!
日本において、iPhoneのシェア率は6〜7割と言われており、多くのユーザーはApple製のイヤホンを使用しています(あまり詳しくないので間違えていたらごめんなさい)。
つまり、最終的にリスナーに届くときはこの「AirPodsシリーズ」で聞かれることが多いでしょう。
少なくともDHS5等といったモニタースピーカーで鑑賞されることはほとんど無く、多くのリスナーはイヤホンで聴くと思われます(DTMer除く)。



つまり、最終的に聴かれる環境でリスニングするってことだね。



そういうこと!HS5でミックスをして、最終確認としてAirPods Proを使っているよ。
オーディオインターフェイス【TASCAM SERIES 102i】


オーディオインターフェイスはTASCAMのSERIES 102iを使用しています。



同じもの使っている人見かけたことないから、少しマニアックな製品かも?
このオーディオインターフェースは「入力数が少ない代わりに高品質」という製品であり、同じ2IN2OUTのものと比較するとやや割高です。





間違いなくそれが使っている人が少ない要因な気が...。



でも安いオーディオインターフェースと比べると、ギターの撮り音凄く綺麗な印象を持ったよ。
また、機能は制限されていますがIK MultimediaのAmpliTubeがバンドルとして付属します。
つまりこれさえ購入すれば、ギターを高音質で録音することが可能です。



他にもいろんなプラグインが付属していいね!!



プラグインはいらないからもう少し安くして欲しかったかも...。
ちなみに現在僕は後述するマルチエフェクターでライン入力して録音する方法に切り替えたため、完全に宝の持ち腐れ状態になっています(笑)
この製品のデメリットはバスパワーで駆動しないため、付属のアダプタを接続して使用する必要がある点です。



これは高音質で録音できることによる弊害かな。



でも部屋から出してるの見たことないからあまり関係ないかもね。
MIDIキーボード


Roland A-49


MIDI入力用のキーボードとしてRolandのA-49を使用しています。



49鍵のMIDIキーボードだよ。
コードとメロディを同時に押さえれる鍵盤数でありながら大きすぎないという点ですごく重宝しています。
ピアノをがっつり弾く人にとっては49鍵は物足りないかも知れませんが、僕のように打ち込み用途で使用するだけの方には十分な大きさです。


AKAI MPK mini


こちらはAKAIのMPK miniというMIDIキーボードです。



こっちは49鍵より1オクターブ少ない37鍵!
リビングで楽曲制作をする際、A-49では大きく持ち運びが不便だったので購入しました。
パッドやコントロールノブは非常に便利ですが、鍵盤部分は正直イマイチです。
A-49と比較すると鍵盤の幅が狭く押さえにくく感じますし、打鍵の感覚もA-49の方が良いです。



1オクターブ違うことも選ぶときのポイントだね。



作業スペースに余裕がある人は49鍵の方が圧倒的におすすめ!
とは言え、省スペースでのDTMをしている方や「コードの確認ができればそれで良い」という方にはちょうど良いサイズ感かもしれません。


ギター周辺機材


ワイヤレスシステム【BOSS WL-50】
ギターと各機材との接続時、シールドと呼ばれるケーブルが必要です。
僕も何本かシールドを使用していますが、ギターからの出力はワイヤレスシステムと呼ばれる機材を使用し無線で音を飛ばしています。





ネコのシール下の黒いやつがそれだよ。



ケーブルのわずらわしさが無くなって良いね!
僕の使用しているワイヤレスシステムはBOSSのWL-50です。
僕はBOSS製品が大好きで、ちょうどワイヤレスシステムが気になっているタイミングで発売され即買いしました。


個人的にDTMにおいては、ライブやスタジオ練習以上にシールドのケーブルが邪魔に感じます。
DTMにおいて



それは確かに邪魔そう...。
こういった理由から、DTMにワイヤレスシステムは非常に便利です。



ギターを弾く全DTMerにおすすめしたい。
チューナー【KORG Pitchblack+】


上写真の左側は、KORGのPitchblack+というチューナーです。



すごい年季が入っているね。



もう10年以上使ってるからね。
当時はコンパクトタイプのチューナーでこの機能と精度はすごい!という印象でしたが、今はPolytune3などもっと機能も精度も良くコンパクトな製品もあります。
Pitchblack+は廃盤になってしまっていますが、そうでなくても今おすすめできるチューナーではありません。



なのに何でずっと使っているの?



単純に困っていないのと、右側のAって書いてある部分のスイッチが便利だからかな。
僕は最近楽曲を制作する際、チューニングピッチを442Hzで行っていますが440Hzでチューニングしたい時もあります。
そんな時にこのスイッチを押すことで簡単にピッチを変更できます。
とは言えPolytune3もピッチ変更はそこまで手間ではありませんし、頻繁に切り替える程のものでもありません。
多分そのうち買い換えると思います。


マルチエフェクター【BOSS GT-1000】


ギター用エフェクターはBOSSのGT-1000を使用しています。
長年コンパクトエフェクター派でしたが、今ではGT-1000のみで音作りをしています。



発売当時はこの魅力に気づかなかった...。



「BOSSのマルチに10万円超えとかwww」ってバカにしてたよね。



本当にごめんなさい。
GT-1000はオーディオインターフェイスとしての機能も兼ね備えており、作った音をそのままDAWに送ってくれます。



アンシミュとか使わず録音できるから、パソコンのスペックが低くても安心。
さらにMacとGT-1000をBluetooth接続することで、Mac上のアプリ(無料)で音作りができます。



プラグインで音作りをする感覚で操作できそうだね。
パッチの切り替えもアプリ上できるので、本体を触ることはほとんどありません。



ライブをしない人はデスク常においても邪魔にならないGT-1000Coreも良いかも!
電源類





DTMに電源類なんて関係あるの?



もちろん!電源のことを考えないで録音しているとノイズが大量発生なんてことも...。
パワーディストリビューター【FURMAN M-8X2】


僕は電源の供給に、FURMANのM-8X2を2台使用しています。
機材としては地味ですが、ある意味一番使用している機材とも言えます。



こういうラック式の機材って凄く取っ付きにくそう。



これに至ってはそうでもないよ。ただの音響向きの高級電源タップ。
前面に1箇所と裏側に8箇所のコンセントがついており、僕の機材全ての電源がここに集約されています。
電源タップは危険!?
DTMは多くの機材を使うため、電源タップを使っている方は多いと思います。
しかしDTMerにとって電源タップを使用すると、以下のようなリスクが伴います。
- 雷による機材の故障
- 安定しない電源によりノイズが発生
- タコ足配線による火災のおそれ



ノイズに関しては明らかな違いを感じてるから、また別の記事で紹介するね。
接地極付きコンセント



えっ、何それ!?



3ピンコンセントって呼ばれるやつ。普通のコンセントにアース端子が付いたやつだよ。
これをしたことで「音が良くなった」といったことは残念ながら実感していません。


僕の使用しているM-8X2のコンセントは3ピン仕様のため、デスク下の壁コンセントは上記のような接地極付きにしています。



ついでにネットも左の端子から有線LANで接続しているよ。
見せかけだけでは無くしっかりアースも取るようにしてはいますが、効果の程はよくわかりません。
オーディオ機器は「アースを取らない方が良い」という話も聞いたことがあります。
オーディオ機器の電源類に関しては様々な説があり、何が正しいかよくわからないのが本音です...。
以前は2ピンに変換するプラグを介して通常のコンセントに挿していましたが、変換プラグは音質を劣化させるという話もよく見かけます。
音質の変化は感じることができませんでしたが、
・変換プラグを使うという不安要素からの解消
・コンセントが抜けにくい
こういったメリットは感じています。



コンセントに関しては、たまに確認すると半分抜けてたとか割とよくあったよ。
おそらく2ピンに変換するプラグを付けることでコンセント部分が重たくなり、抜けやすい状態になっていたのでしょう。
半分抜けた状態では火災の恐れもあるため、そういった意味でも変換プラグからの脱却はして良かったと感じています。
部屋とデスク
ここまでは機材を紹介しましたが、最後に僕の作業部屋とデスクについて紹介します。
防音室


僕の作業部屋はボカロP・DTMer・ギタリスト、みんなの憧れ防音室です。
ちなみにデスク奥にあるのはグランドピアノ、その横は娘たちの遊びスペースです。



簡易的な設置型ではなくて部屋全体が防音室だよ。



ボカロPを始めたから作ったの!?



さすがにそういうわけではないよ...。
我が家では3年ほど前から家を建てる計画をしており、その中で防音室を作る計画がありました。
たまたまタイミング的にボカロPを始めて約半年後、いろいろな方と交流を始めた頃から家が建ち始めたのでいいネタになったと思います。



実際割と反響あったし、今でも感想聞かれたりネタにされたりなんてことも。
Xで「#エモリス防音室」と検索してもらえると、工事中の写真等が出てきます。
身バレ防止の観点や単純に忙しかったこと等からあまり多くは載せられていませんが、もし気になる方がいましたらぜひ見てみてください。
電動昇降デスク【MAIDESITE T2 Pro Plus + Kanademono】


僕が使用しているデスクは、在宅ワークが多くなったことで一時期話題になった電動昇降デスクです。
それまでは、某お値段以上の家具屋さんのデスクを使用していました。
お値段以上デスクは他の場所や用途で使用しようか等考えましたが、昇降デスクの横に置き高さを合わせてL字デスクのように使えるように設置しています。


※2023年12月追記:
こどもが遊ぶスペース確保のため、一旦退けてDTMデスクの裏に置いています。いずれ戻すつもりです。
デスクサイズは「幅180cm奥行き800cm」と、かなり大きめです。
昇降デスクは脚と天板を別で購入しており、電動脚はMAIDESITEのT2 Pro Plus、天板はKanademonoで購入したものを使っています。





結局、電動昇降デスクって良いの?



控えめに言って最高♡DTMとの相性も抜群に良いって感じてるよ。
\詳しくはこちら/


さいごに
以上、僕がDTMを始めてから1年かけて作り上げたデスク周りの紹介でした。
これからボカロPやDTMを始めようと思っている方が見ると「こんなに揃えないといけないの?」となるかもしれませんが、そんなことはありません。



できる範囲で少しずつ揃えていこう!
僕自身いろんな方のデスクをブログやSNS、YouTube等を参考にしながらこのデスクを作り上げました。
今度は誰かの参考になりたいという思いで細かく書いていきました。



1人でもこの記事が「参考になったよ!」って思ってくれたら嬉しい。
最後に僕がボカロPを始めた頃からしばらくこれで作業していた作業環境を再現して写真を撮ったので、それを載せて終わろうと思います。





結局これさえあればDTMもボカロPもできちゃう。