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「🔍DTM 初心者 モニタースピーカー」
このように検索すると必ず見かけるYAMAHA HS5。

名前はよく見かけるけど、実際どうなんだろう。
「HS5って実際どうなの」
「本当に初心者におすすめなの?」
と気になっているDTM初心者は多いのではないでしょうか。



僕も同じ疑問を抱えながら購入したよ。
HS5を購入し2年間使用した結果、
「買ってよかった!」
「初心者には本当におすすめ」
と、実感しています。
この記事では、DT初心者としてHS5を実際に使用して感じた
・HS5が初心者におすすめだと思えた理由
・2年間使用して感じたメリット・デメリット
について、詳しくレビューしていきます。
また、記事の最後には僕の楽曲をもとに「このように楽曲クオリティが向上した」という具体例も紹介します。
YAMAHA HS5とは?





HS5ってよく聞くけど、どんなスピーカーなの?



音質良しコスパ良しの定番モニタースピーカーだよ。


\開いて見れるよ/
HS5の特徴を見る
HSシリーズの中核を担う定番モニタースピーカー
HS5は、YAMAHAが展開するモニタースピーカー「HSシリーズ」の中核を担うモデルです。
HS5は以下の点でバランスが取れており、HSシリーズの中で最も人気のあるモデルです。
- 音質と価格のバランスが良い
- 自宅での出力に十分な音量
- ちょうど良いサイズ感で設置性が高い



初めてのモニタースピーカーに最適だね!
また、HSシリーズには
[HS3・HS4・HS5・HS7・HS8]
という5種類ラインナップされています。



それぞれ白色と黒色があるよ。
HS5の基本スペック
HS5の基本スペックは以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
ウーファー | 5インチ |
ツイーター | 1インチドーム型 |
再生周波数帯域 | 54Hz〜30kHz |
出力 | LF 45W + HF 25W(合計70W) |
入力端子 | XLR(バランス)/TRSフォーン(バランス) |
サイズ/重量 | 170W × 285H × 222D mm / 約5.3kg |
スピーカー方式 | リアバスレフ/バイアンプ |
YAMAHAのHSシリーズの各モデルは、「HS5」のように末尾に数字が付いています。
これはウーファーのサイズを示しているもので、数字が大きくなるにつれてウーファーのサイズ大きくなります。



HS"5"だからウーファーが5インチなんだね。
ウーファーが大きくなることで低域の再生能力が向上し、さらに大きな音量でリスニングが可能となります。



合わせて本体サイズと重量、そして価格も大きく向上!
\シリーズ別の特徴はこちら!/


YAMAHA HS5を選んだ理由


まずは、僕が初めてのモニタースピーカーとしてHS5を選んだ理由について紹介します。
使っている人が多かった
HS5を選んだ一番の理由は"使っている人が多かったから"です。
僕はDTM・ボカロPを始めてから、多くのDTMerやボカロPの方とX(旧Twitter)交流してきました。
その中で使用機材などの情報交換をしていると、「HS5を使っている」という方が多く見られました。
さらにHSシリーズはDTMerやボカロPだけでなく、プロの音楽家や有名アーディストも使用している定番モニタースピーカーです。
つまり、HS5を導入することで多くのDTMerやボカロP、プロのクリエイターの方と"同じ基準の音"が得られるということになります。



音の良し悪しを判断しづらい初心者にとって、これは大きなメリット!



"プロも使っている"ってだけで初心者にとっては安心材料だね。
ちなみに僕は「人と同じものはあまり使いたくない」というやや捻くれた性格をしています。
しかし音に関しては自信がなく、素直に"多くの人が使っている=信頼できる"という理由でHS5を選びました。
デザインがかっこいい!
機材選びにおいて、性能と同じくらい重要なのがデザイン性です。
HS5は前面・背面ともに無駄がなく、非常にスマートなボディをしています。





さりげなく光る全面のYAMAHAロゴがイカすじゃん。
デザインの好みは人それぞれではありますが、僕のようにシンプルなデザインが好きな人にはたまらないデザインだと思います。
"YAMAHA"ブランドの信頼感
モニタースピーカーを販売しているメーカーは数多くありますが、その中でもYAMAHAは信頼感のある音楽ブランドです。
僕はギターアンプとしてYAMAHAのTHR10を所有しており、その品質の高さを実感していました。





さりげなく光る真空管的演出がイカすじゃん。
このアンプを使ってきた経験から、「YAMAHAのモニタースピーカーが悪いわけがない!」という謎の信頼感を持って購入できました。


初心者におすすめと感じた理由


ここからは実際に僕がDTM初心者としてHS5を購入し、2年間使用した感想と初心者におすすめできると感じた理由について紹介していきます。
これまでのリスング環境との違い
僕がHS5を導入したのは、DTMをはじめて1年ほど経ったタイミングです。



これまでのリスニング環境との違いに驚いたよ。
僕はHS5導入まで、主にSONY MDR-CD900ST(名前が長いので、以降900STと表記)をメインで使用していました。
そのため、ここからは昔のメインだった900STとの比較が多くなります。
誤解のないようにですが、900ST自体は決して悪いヘッドホンではありません。



ギター録音とかでは今でも酷使しているよ。
\開いて見れるよ/
HS5導入前のリスニング環境を詳しく
HS5導入前、僕のリスニング環境は以下の通りです。
- モニターヘッドホン
(SONY MDR-CD900ST) - AirPods Pro
- ミニコンポ
- 小型のポータブルスピーカー
- カーオーディオ
900STをメインで使用し、他に挙げている環境で確認するといった流れでした。
しかしこれには問題点があったのです。
MDR-CD900STが基準


HS5導入前は、SONYのMDR-CD900STをメインで使用していました。



あ、これよく見るやつだ。
音楽をしている方は「これ見たことある」という方も多いのではないでしょうか。
通称「赤帯」と呼ばれるヘッドホンです。
900STはもともとギターの自宅練習用として所有しており、DTMを始めてから約1年間は以下のような流れで使用していました。
- 900STで作曲から録音
- 900STでミックス・マスタリング
- その他スピーカーやAirPodsで確認



全然それで良いじゃん!!



それが... そうでもないのよ。
MDR-CD900STはミックスには不向き
当時は900STでミックスした楽曲を他のスピーカーで聴くと



なんか違うんだよなぁ...。
と、感じることがよくありました。


当時はただの"技術不足"だと思っていましたが、これに悩み調べていくと、



DTMはヘッドホンだけではなくてスピーカーも併用した方が良い。
という情報が多く見られ、初心者用モニタースピーカーとしておすすめされているHS5を導入しました。
これは後から知りましたが、
SONYのMDR-CD900STはモニター用ヘッドホンであり、
"ミックス・マスタリングには向いていない"ようです。
この話は長くなるため、また別の記事として書いていきます。
ミックスの基準が作りやすい
HS5を使用して最も感じたのが、「ミックスの基準が作りやすい」という点です。
この"基準"を意識するかどうかで、楽曲の仕上がりに大きな差が出ます。
MDR-CD900STでミックスをしていた頃
900STで制作した楽曲を他のスピーカーで確認すると、あまりに音が違い過ぎると感じることが多かったことをよく覚えています。


環境を変えると正解がわからなくなる
リスニング環境が変わると、同じ曲でも聴こえ方が大きく変わってしまいます。
プロのように複数の環境で最終確認するのは理想的ですが、初心者のうちは逆に迷走する原因になりやすいです。
ミックスが終わる
↓
環境を変えて聴く
↓
聴こえる音が変わる
↓
ミックスに戻る
このループをしてしまうと、何が正解かわからなくなってしまう。



よく言われる"ミックス沼"ってやつだね。
だからこそ初心者のうちから、"信頼できる1つの基準"を持つことが大切です。
実際、HS5で聴いて違和感なく制作できた楽曲を他の環境で聴いて、900STで制作した楽曲のように音が破綻していると感じたことはありません。



信頼できる基準のスピーカーとして最適だね。
ネットやSNS上では「どの環境で聴いても違和感のない楽曲制作を心がけましょう」と言われることが多々あります。
これは正しい意見であり目指すポイントであると同時に、初心者にとってはハードルが高すぎます。
さまざまな環境で聴き比べる
これは次のステップ
初心者のうちは
"信頼できる1つの基準"を持ち、そのスピーカーだけ聴いてバランスの取れた楽曲制作できるようになる!
このようなステップで楽曲を制作することが最適だと僕は思います。
楽曲制作の効率が上がる
HS5を導入して音の基準が明確になったことで、楽曲制作の効率が大きく向上しました。



基準が明確になることと効率って関係ある!?



"どの音が正解か"を悩む時間が減って、結果的に効率が上がるよ。
効率が上がれば楽曲を完成させるスピードが上がり、その分多くの楽曲に取り組めます。
タイパが良いってやつです。



その割には年1くらいしか曲作ってないよね。



それを言うな。
他のスピーカーで聴いた時のズレが減った
900STで仕上げた音源を他の環境で聴くと、高確率で「こんな音だったっけ...?」と感じていました。
特にカーオーディオが凄まじく、ミックスの粗が鮮明に現れます。



それは...シンプルに下手なだけじゃない?
もちろん、DTM初心者として技術不足も要因のひとつだったと思います。
しかしHS5でフラットな音を基準にして以降、音のバランスが大きく崩れることが減りました。
結果、どんな環境でもそれなりに聴こえる楽曲制作ができるようになり、ミックスやり直し等の手間が少なくなりました。



残念ながら、やり直しがゼロになったわけではないけどね。
音の広がりがわかるようになった
900STはパンニングの判断には使えますが、ステレオの広がりや奥行きを把握するにはやや不十分に感じました。
当時作った楽曲をHS5で聴くと、ステレオの広がりや空間の奥行きが弱く感じます。
イメージ的には、以下のように聴こえてきます。





イメージし辛いかもしれないけど、全く違って聴こえるよ。
当記事の最後に"昔の楽曲"と"最近の楽曲"を載せています。
よければこのあたりを意識しながら聴き比べてみてください。
コスパが良く初期投資として最適!
HSシリーズは全体的にコスパが良く、その中でもHS5は最もコスパが高いモデルです。



とは言ってもペアで3万円は高いよ...。
確かに"スピーカー"として見るとペアで3万円は高く感じるかもしれません。
ですが"モニタースピーカー"として見ると、どちらかというと低価格帯になります。





これで低価格帯って...モニタースピーカー恐るべし。



音楽はとにかくお金がかかる。
ペアで10万円前後する"高級モニタースピーカー"と比較すると、音質が劣ってしまうのも事実です。
しかし、価格に対して
・フラットな音質
・耐久性
これらを考えると、HS5はコスパに優れた選択といえます。
また、
「モニタースピーカーとして見ると低価格帯だがスピーカーとして見ると高額」
これは一見デメリットにも見えますが、スピーカーとして高額なHS5は音だけでなく見た目や触り心地から高級感を感じられます。
\モニタースピーカーの選び方と特徴について/


\シリーズ別の特徴はこちら!/


YAMAHA HS5のメリット・デメリット





2年間使って感じたデメリットとかないの?



もちろんあるよ。
次は、HS5を実際に2年間使用して感じたメリットとデメリットについて紹介します。
HS5のメリット
まずはHS5を導入してから感じたメリットについてです。
すでに記事内で触れた内容も含まれますが、改めて整理していきます。
フラットな音質



一番のメリットはやっぱり、音質がフラットなところ!
フラットな音質の何が良いか、なぜDTMに向いているかは当記事内でも解説済みですので、ここでは"音楽鑑賞"という別の視点から見ていきます。
HS5はフラットな音質故、
「音楽鑑賞用途には向かない」
「つまらない音」
と言われることがあります。



そりゃ音楽鑑賞には低音アゲアゲ系スピーカーっしょ。



ガチでそれ。



だよねー。
このような「低音が好きな人」にとっては「HS5は物足りない」と感じるかもしれません。
しかし、僕のようなフラットな気持ちで音楽を聴きたい人にとっては、音楽鑑賞用途としても十分楽しめるスピーカーです。
僕はバンド系・EDM系の楽曲をよく聴きますが、いずれもHS5のナチュラルな音で聴くのが一番しっくりときます。



ブログを書くときはいつもHS5で音楽を流しているけど、最高に楽しい。
楽曲制作者目線で聴くと、
- 音のバランス
- ステレオの広がり
- 音の使い方
- 音数と使われている音の種類
HS5はこれらがクリアに聴こえるため、物足りないどころかむしろ「聴いていて楽しいスピーカー」だと感じます。
コスパが良い
HS5は、コストパフォーマンスにも優れたスピーカーです。
3万円以上するため、"スピーカー"として見ると高く感じるかもしれませんが、"モニタースピーカー"として見ると、リーズナブルな部類に入ります。



でもやっぱり3万円超えるスピーカーは高いよ。
僕はこれまでに数種類のミニコンポやスピーカー、小型のポータブルスピーカー等を使用してきました。
いずれも高額なものではなく、ほとんどのスピーカーはHS5よりは安価でした。
こういったスピーカーを使用してきた上で、初めてHS5から音を出したときに音の鮮明さに感動しました。
買う前は僕も、



3万円のスピーカーは高いなぁ、勇気いるなぁ...。
と思っていました。
しかし実際に購入してからは、そのクオリティの高さに決して高い金額ではないと感じています。
1〜2万円ほどの観賞用スピーカーとは音の次元がまるで違うと、はっきりと体感できました。
無駄のないデザイン
HS5は、どんな部屋にも馴染みやすい無駄のないシンプルなデザインです。


本体カラーは"ブラック"と"ホワイト"の2種類が用意されており、デスクや部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。



マッド色なのも良い!
僕のようにシンプルなデザインが好き、デスク上は常にスッキリとさせておきたいという人には、間違いなく刺さるデザインでしょう。
逆に派手な環境やかわいい環境、カラフルな色使いをした環境が好きな方には物足りないスピーカーかもしれません。
もちろんモニタースピーカーは見た目ではなく音で選ぶべきですが、毎日その前で作業する事を考えると見た目も重要なポイントだと僕は思います。



やる気と制作意欲に直結しそうだね!
長時間作業に疲れない
僕はHS5導入前、主にヘッドホンを付けて楽曲制作を行っていました。
僕が1日のうちDTMに使う時間は約3〜5時間で、その間ずっとヘッドホンをつけていると頭や耳がかなり疲れてきます。



メガネをかけているから特に耳が痛い。
今でもギター録音時はヘッドホンを使用しています。
しかしスピーカーがあると、
- フレーズの構想中
- 録音前の練習
- 楽曲構成の見直し
このような録音に直結しない作業をヘッドホンからスピーカーに切り替えることで、体にかかる負担を大きく減らすことができます。
よく「ヘッドホンがあればスピーカーはいらない」と言う方もいます。
しかし、身体的な疲労や集中力の維持といった観点から見ると、ヘッドホンだけで作業するのは正直しんどいです。



それに、ステレオ感の確認とかは絶対スピーカーの方が良い!
僕自身HS5を導入して以降、作業の快適さが格段に向上しました。
楽曲のクオリティ向上の余地
僕はHS5を導入してから、自身の楽曲クオリティが確実に向上したと感じています。
以前の僕のようにDTMに適した環境が整っていない状態で作業している方は、HS5を導入するだけで楽曲の仕上がりに大きな変化が生まれる可能性があります。
実際にどのようにクオリティの向上が感じられたかは、実際の楽曲を紹介しながら後述します。
HS5のデメリット
次に、HS5を2年間使用して感じたデメリットを紹介します。
低域の不足



HS5はよく低域が弱いって言われるよね。



確かに聴き比べる環境によってはそう感じることもあるかな。
とはいえ、楽曲に支障が出るレベルではありません。
逆にHS5の低域の鳴り方に慣れ制作すると、他のスピーカーで聴いたときに「迫力のあるキックやベースが出ているなぁ」と感じることがあります。
ただし、HS5の音量を小さくすると低域の不足感を強く感じやすいです。
スピーカーはある程度の音量を出さないと本来の力を発揮しにくいため、集合住宅など大きな音が出しにくい環境だと本来の低域が得られない可能性があります。



まぁでも、それに関しては他のスピーカーでも一緒だよね。
また、HSシリーズには低域を補強するHS8Sというウーファーも販売されています。
もし低域が物足りないと感じた場合、ウーファーを導入するのもひとつの方法です。


ただし低域が増える分、外に漏れる音も増える点は注意が必要です。
僕の部屋は防音室で、HS5の音量を上げながら家の外や部屋の外から漏れる音を確認したことがあります。
その際、まず漏れるのは低域です。
特に隣の部屋はよく低域が漏れるため、集合住宅でのウーファーの使用はやめた方が無難です。



逆に言うと、HS5単体でもそれだけ低域が出ていることがわかったよ。
オーディオインターフェースが必須
HS5の入力端子は、「XLR」と「TRS」です。
多くのDTMerはパソコンから音を出力しますが、その際オーディオインターフェースやミキサーといった機材が必要となります。


\詳しい接続方法についてはこちら!/


僕はオーディオインターフェースを既に持っていたため、あまり考えることはありませんでした。
しかしオーディオインターフェースを持っていない場合、3万円もするスピーカーに加えオーディオインターフェースまで必要となり、かなりのお金が飛んでいきます。
これは大きなデメリットといえるのではないでしょうか。
電源スイッチの位置
HS5はなんと、電源スイッチが背面にあります。





絶対消すの面倒じゃん。
これはモニタースピーカーとして珍しい仕様ではないものの、割と不便です。



その代わり前面がシンプルなデザインになっていると考えれば...ギリ許せる。
サイズに対して重たい
HS5は5.3Kgとサイズの割に重たいです。
これはもう仕方ないです。



大きいスイカくらいの重量だ。



家に届いた時、想像以上に重たくてびっくりした。
設置は大変ですが、1度設置してしまえば基本的に動かすことはありません。
最初だけ頑張りましょう。
HS5導入前後の楽曲クオリティの差


最後に、HS5導入前後の楽曲を振り返りながらクオリティ向上のポイントについて紹介します。
自分で言うのもあれですが、HS5を使用してから僕自身の楽曲のクオリティは向上したと思っています。
曲のリンクを貼っていくので、もし少しでも「良い♡」と思ったらXやニコニコのフォロー、YouTubeのチャンネル登録をして頂けると、とっても嬉しいです🥺🫶
Xのフォロバは気まぐれでしている部分がありますが、気軽に「ブログから来ました!」みたいなリプやDMをくれたら即フォロバしにいきます!!
お友達になりましょう⊂(๑・ᴥ・ ๑)⊃
900STがメインだった頃の楽曲の特徴
900STをメインとして使用していた頃の僕が制作した楽曲には、以下のような特徴がありました。
- 低域が弱い
- 高域がキンキンする
- ステレオ感が狭すぎる
- 特定のノイズを聴き逃す
これは当時も薄々感じてはいましたが、今改めて聴いてもやはり同じ感想です。
以下の"エモリス流星群"は900STをメインとして制作した最後の曲です。
曲として
タイトルとして
イラスト・動画を含めた作品として
たくさんの思い入れがある一番大切な曲です。
しかし、やはり上記で挙げたような特徴がモロに出ています。



この曲と初投稿曲は絶賛リメイク中!V6ミクちゃん待機中🧎
HS5を導入したのはこの楽曲制作の半年後です。
HS5導入後の楽曲
ここからはHS5を導入してからの楽曲を、時系列で紹介します。
高域がうるさいことに気付いた
HS5を導入し、まず気づいたことは高域がうるさいことです。



耳がキンキンする。
ちょうどボカロPが同時に楽曲を投稿するイベントボカコレがあり、高域部分に気をつけながら以下の"演算リレーション"を制作し参加しました。
改めて聴いて感じますが、この曲から"高域がキンキンする"はほぼ解消されています。
かなり聴きやすくなったと思います。



ちなみに僕は自分の楽曲でこの曲が一番好き。
空間の広がりの無さに気付いた
演算リレーションは私生活が忙しい中急遽作った楽曲で、高域がうるさい部分以外はいつも通りに制作しました。
そしてこのときのボカコレでは、他の参加者の楽曲巡回中に「クオリティが高いと思った楽曲を聴いた後で自分の曲を聴く」ということをしていました。



鬼畜すぎる。
その中で気づいたのが、空間の広がりが少ないことです。
あとこれはHS5の導入に関係ありませんが、自分がEDMを好きなことにも気づきました。
この空間の広がりと自分の楽曲にEDM要素を混ぜつつ"Bestie"を制作しました。
新しいことに挑戦しているためクオリティとしてはいまいちな点がありつつも、空間処理はかなり改善されています。
総集編
Bestieを制作し気付いた点は、
・中音域が弱い
・スネアの音域が他と被っている部分がある
でした。
中音域に関してはボーカルに譲るように"あえて"カットしていましたが、譲りすぎていました。



優しい性格故だよね。



・・・・・え?
また、スネアの音域が他の音と被っていることで、スネアの音が全体的に篭って聴こえるのに加えて「スネアの音が消えたり埋もれている部分」があります。



これは過去曲でも感じたことあったけど、原因も対策も分からなくて放置していた部分。
HS5を導入してから気付いたことを盛り込みながら数曲制作し、その経験を経て”星屑のパレット"を制作しました。
しっかり楽曲として聴けるレベルになったと思います。
制作時期としては、エモリス流星群から約1年後、HS5導入から約8ヶ月後です。
最新の楽曲
最後に最新の楽曲"ガチャロック"です。
ボカコレ2025冬参加曲で、この記事を書いている約4ヶ月程前に投稿した楽曲になります。



さっきのいかつい曲から一転してかわいい曲だよ。
このあたりからは正直、もうHS5は関係ないと思います(笑)
HS5で音作りや使い方をしっかり学んできたので、この曲では"音"よりも"楽曲の作り方"の方を意識しています。
チラ見せリメイク曲
ここからエモリス流星群に戻って聴くと、やはり空間が狭く感じ高域がキンキンして耳に痛く感じます。
ここまで読んでくれた方のために、せっかくなので"エモリス流星群Remake ver."のインスト音源をチラ見せします。
(ミックス途中&未マスタリング)
実際にHS5などのモニタースピーカーで聴くとよくわかりますが、リメイク前の曲は真正面から音が飛び出しているように聴こえるのに対し、リメイクバージョンは左右から音がしっかり広がって聴こえます。
このリメイクバージョンは発売が延期になってしまった「初音ミクV6」を待機中です。
本配信決まりましたらXで告知後、YouTube、ニコニコ動画で配信予定です。
まとめ
以上、HS5を2年間使用して感じたレビューでした。
メリットやデメリットを挙げましたが、結果的にメリットが大きく間違いなく「買ってよかった」と思えるモニタースピーカーです。
この記事内で紹介した楽曲のように、HS5を導入してリスニング環境が整うことで楽曲クオリティにも大きく影響を与えてくれました。
こういった経験から、HS5は初心者にこそおすすめしたいモニタースピーカーです。
このレビュー記事が1人でも多くの方のリスニング環境や楽曲クオリティの向上に貢献できたら幸いです。