
何か簡単なギターカスタマイズがしてみたい!
ギターを始めてしばらく経つと、こう考え始める人も多いのではいでしょうか。
そんな方におすすめなのが「ギターのボリューム・トーンノブの交換」です。
ギターのカスタマイズとしては、
- ピックアップの交換
- ペグの交換
- ブリッジの交換
などがありますが、まだギター知識のない初心者にはどれもハードルが高いです。



対してノブの交換は超簡単!
この記事では、ギターのボリューム・トーンノブの交換方法について詳しく解説します。
ギターノブって何?





ギターのノブって何をする部品なの?



ボリュームやトーンを調整する部分に取り付ける部品だよ。
ボリュームやトーンを調整する部品
ギターのノブは、ボリュームやトーンを調整するためのつまみです。
基本的なギターには、これが2〜4つ付いています。


付いているノブの数は以下の場合が多いです。
- テレキャスター:2つ
- ストラトキャスター:3つ
- レスポール:4つ
ノブの種類
ギターのノブには、さまざまな種類の形・色があります。
正解があるわけではないので、自分好みのノブを選びましょう。
ノブの種類で音は変わる?



種類によって音が変わったりするの?



変わる!らしいけど、正直僕にはわからない。
ギターノブの材質によって、音が変わると言われています。
が、僕はギター歴10年以上ありながら正直その違いはわかりません🥹
音の変化に敏感な方にとっては気になるのかもしれませんが、「そこまで気にしない」という方は、好みのデザインや質感で選んでいいと思います。



もちろん音の違いがわからない僕は見た目の好みだけで選んでる...。
ノブの種類一例



ノブってどんな種類があるの?



たくさんあるけど...ひとまず僕が持っているのを並べてみたよ。





たくさんあるんだね!!
上に並べている4つは金属系素材、下の3つはプラスチック素材のノブです。
\金属系素材のノブ/


\プラスチック素材のノブ/


ちなみに、以下ように変わった形のノブもあります☠️


ノブの種類については、ギターワークスさんのサイトで詳しく解説されています。
※シャフトのサイズに注意
ここで注意点ですが、ギターノブには差し込み部のサイズや取り付け方法に規格があります。
具体的には、
・差し込み式 or ネジ止め式
・取り付け部シャフトの径
・シャフトのミリ or インチ規格
このあたりも、先ほど同様ギターワークスさんのサイトにて詳しく解説されています。
シャフトとポット
ギターのシャフトは、ポットの種類によって形・サイズが様々です。



シャフト?ポット...?



ギターのノブが付く部分のことだよ。


ギターにはポットという、音量・音質を調整する部品が付いています。
その先端にはシャフトと呼ばれるギザギザした部分があり、ここにノブを取り付けます。
本当はシャフト本体の写真を貼り付けたかったのですが、手元にありませんでした。



古いシャフトがどこかにあった気がしたけど...。



引っ越しの時捨てたんじゃない?
シャフトのサイズ



シャフトのサイズはどうやって調べるの?
シャフトのサイズを調べるには、ノブを外してノギス等を使用してサイズを測るのが確実です。
または、
「🔍ギターの名称 シャフト サイズ」
のように検索すればわかるかもしれません。



ポットを交換していない前提でだけどね。
用意するもの


実際の交換方法について解説する前に、ギターのノブを交換するために必要なパーツ・工具についてです。



工具とか詳しくないけど大丈夫かな...。



簡単な工具しか使わないから安心して!
ギターのカスタマイズと言うと、ハンダゴテやテスターなどが必要なイメージがあるかもしれません。
しかし、ノブの交換にこのような難しい工具は一切必要ないのでご安心ください。
ギター本体
まずはギター本体です。
ノブを交換するギターを用意しましょう。



この記事では、パシフィカのノブを交換するよ。


これは個人的な好みですが、僕はこのパシフィカや左上に映り込んでいるベースについている「メタルドーム」と呼ばれる形のノブを好んで使用しています。
しかしシルバー色はあまり好きではなく、黒っぽい色の方が好みです。



すごく些細なこだわりだね。



でも、割とそれだけでギター全体がクールな印象になるよ。
左上のベースは妻のものなので、シルバー色のまま交換していません。
交換するノブ
次に、交換するノブを用意しましょう。
形や色は好みなので、どれを選んでも構いません。



僕はこのESPのノブに交換したよ。


繰り返しになりますが、取り付け部にはサイズがあります。
交換するギターのシャフト部の規格にあったノブを購入しましょう。
工具類
ギターノブの交換に必要な工具は、
- 六角レンチ
- マイナスドライバー
以上です。
マイナスドライバーは先端が細いものを用意してください。





えっ、これだけ!?



交換するノブによっては片方、もしくはどっちも使わないかも。
比較的家に転がっていそうな工具ですが、なかった場合は100均に売ってあるもので十分です。
もしお金に余裕があれば、僕に少しお金が入りますのでぜひAmazonとかで購入してください😎


ギターノブの交換方法


それでは、実際の交換方法について見ていきましょう。
全体の流れは以下の通りです。
交換するノブを外しましょう。
交換するノブをつけましょう。



シンプルすぎるくらいシンプルだね。



でしょ。簡単だから気楽にいこ。
それでは詳しく見ていきましょう。
1.付いているノブを外す
まずは、現在付いているノブを取り外しましょう。
これは直接関係のない話ですが、超かっこいい源氏名でホストして今は代表務めている友人がいます。
そんな彼のあだ名は、かっこいい源氏名からかけ離れた"ノブ"です。



いや、関係なさすぎでしょ。
ネジを緩める
ノブは差し込むタイプのものと、ネジで固定されているタイプのものがあります。
パシフィカにはドーム型ノブがついており、ドーム型は基本的にネジ固定されています。
まずは、このネジを反時計回りに回して緩めましょう。





ここでは六角レンチを使っているよ。
交換後のノブがそうですが、物によって
・六角レンチで緩める(締める)ノブ
・マイナスドライバーで緩める(締める)ノブ
が、あります。
マイナスドライバーで緩めるタイプの場合、使用するドライバーの先端が太いと入らないので注意しましょう。



交換前後のネジタイプが同じだったら、どちらかの工具しかいらないんだね。
また、ネジを緩めていくと最終的にノブから外れますが、そこまで緩める必要はありません。
1〜2周ほど緩める方向に回せばOKです。
ネジがついていない差し込み式のノブの場合、この工程は行いません。
取り外す
ネジを緩めたら、ノブを取り外しましょう。
上に引っ張るとスポっと抜けます。


ノブが固くて外れない場合



ノブが固くて取れないんだけど!!!



そんなときは、マイナスドライバーの出番だよ。
ギターノブは簡単に外れることもありますが、特に差し込み式の場合は固くて手では簡単に外せない場合もあります。
そんなときは、マイナスドライバーをボディとノブの間に差し込み、テコの原理でゆっくりと持ち上げるように外します。



左右を少しずつ、もしくは両側に差し込んで均等に外してね。


ボディに傷が付くのを防ぐため、間にコピー用紙などを入れてからマイナスドライバーを慎重に差し込みましょう。
ちなみに、僕のパシフィカは少し固いものの手で抜けました。
2.新しくノブを取り付ける
ノブを取り外したら、次は交換するノブの取り付けです。



外すより簡単だよ。
ネジを緩めておく
ノブを取り付ける前に、ネジが付いているタイプのノブの場合は一旦緩めておきましょう。


ノブからネジが少し出ているくらいまで緩めておくと安心です。



どうして緩めるの?



もしネジが内側に入り込んでいたら入らなかったり、最悪シャフトに傷が付いちゃうからだよ。
ノブを差し込む
次に、ノブをシャフトに差し込みましょう。
抜く時は力がいりましたが、差し込むのは簡単です。


もし「固くて入らない」という場合は、
・固定ネジが内側に入り込んでいないか
・シャフトとノブの径が合っているか
を、確認してください。
ネジを締める
ネジ止め式のノブの場合は、ネジを締めて固定します。



使う工具はマイナスドライバーか六角レンチ!
僕は以前、ノブを固定したらボディとノブが接触してうまく回らないということがありました。
それ以降、固定する際はボディとノブの間にほんの少し隙間を作るようにしています。





目安としては、こんなかんじに厚紙1枚分くらい。



これは...パッケージのやつだね。
パッケージの紙を使う、最近流行りのSDG'sを取り入れた交換方法です(?)
この状態でネジを固定しましょう。
完成
これで、ギターノブの交換が完成です。



すごく簡単だね。
前後で比較すると、こんなかんじです。





びっくりするくらい変わってないじゃんwww



自己満だからこれでいいの!!
これは交換中に撮った写真ですが、違うノブを2つ付けて並べてると違いがわかりやすいです。


同じ形のノブ同士の交換で変化がわかりづらいですが、違う形に交換すると印象がガラっと変わります。
まとめ
以上、初心者でも簡単にできるカスタマイズ「ギターのノブ交換」についてでした。
非常に地味なところではありますが、これをするだけでオリジナル感と愛着が湧きます。
ぜひこの記事を参考に、ギターカスタマイズの第一歩目としてノブの交換をしてみてください!