作業効率が上がると聞き、デュアルモニターにしてみたけど
悩む人スピーカーの設置位置どうしよう。
このように悩む方は多いのではないでしょうか。
デュアルモニターを導入すると作業効率が上がる一方、スピーカーの設置位置に悩むケースも少なくありません。
そこで、この記事ではデュアルモニター環境における最適なスピーカーの設置方法について詳しく解説していきます。
- デュアルモニター環境におけるスピーカーの設置方法
- スピーカー配置のポイント
僕はボカロP・DTMerとして活動している者です。
そのため、DTM目線での解説が多くなる点ご了承ください。
デュアルモニター環境でスピーカー設置位置に悩んだ話


スピーカーの設置位置を考え始めた経緯
僕はDTMを始めた当初、以下の写真のようにオーディオ用スピーカーをデスク外に配置していました。





今考えるとまともに音が聴けていなかったと思う。
ツッコミどころ満載な配置ですが、、、
当時はスピーカーに正しい配置方法があるなんて知らず、1年以上この配置でDTMをしていました。
しかし引っ越しを期にモニタースピーカーを導入し、そのとき初めて"スピーカーには正しい配置方法がある"と知ったのです。
\実際に購入したモニタースピーカー/
参考にした情報
「引っ越しを期にモニタースピーカーを導入」と言いましたが、この引越しは"借家→持ち家への引っ越し"であり大掛かりなものです。



だから思い切ってDTMデスクも慎重したよ。
「お金をかけるならいい環境にしたい!」
その思いから、いろいろなサイトやSNSを参考に「正しいスピーカーの配置方法」について調べました。
参考にしたXのポスト
スピーカーの配置方法について調べる中で見つけたのが、以下のポストです。



まさに当時の僕が悩んでいた内容。
そして、このポストに対して瀬戸弘司さんが引用をされています。
この2つのポストと寄せられたリプは非常に有益で、スピーカー環境構築の参考にさせていただきました。
参考にしたサイト
音楽を聞いたりゲームをする分には、先ほどのポストで紹介されているいずれの方法で配置しても問題ありません。
一方、DTMの場合だと問題になるケースもあります。
その点も踏まえ、先ほどのポストと一緒に以下の2記事を参考にしました。
しかし、YAMAHAの記事には"一般家庭において実現が難しい"部分もあります。



もちろん僕も実現できてない。
そこで、これらの記事を参考にしつつ「自宅環境でも無理なく実施」を重視し以下の記事にまとめました。
こちらの記事を読んでからの方が当記事の内容をより理解しやすくなっていますので、ぜひ合わせてご覧ください。


デュアルモニター環境でのスピーカーの設置方法


前項で引用したポストとそのリプ、参考にした記事から考えたデュアルモニター環境におけるスピーカー設置方法は以下の4つです。
また、この記事は「モニターもスピーカーも全てデスク上に配置する」という前提で進めていきます。
- 1枚のモニターを挟むようにスピーカーを設置
- 2枚のモニターを挟むようにスピーカーを設置
- モニター上部にスピーカーを設置
- 上下配置モニターを挟むようにスピーカーを設置





どれが一番良いの?



デスクのサイズや作業環境で変わってくるけど、僕のおすすめは④かな。
先ほど引用したポストにある「C:スピーカーふみふみ」に関しては、DTM用途で見ると以下の問題が考えられます。
- スピーカーの振動がモニターに伝わり、共振による不要なノイズが発生
- スピーカー本来の響きを妨げ、音の再現性が損なわれる
- ツイーターを耳の高さに合わせるとモニターを全力で見上げる必要がある
以上の理由から、今回紹介する配置方法からは除外させていただきました。
①1枚のモニターを挟むようにスピーカーを設置


- 正面モニターの視認性が高い
- リスニングポイントを確保しやすい
- モニターアーム等を用意する必要がなく設置が容易
最も合理的な配置
この方法は、作業効率と配置の容易さを両立できる合理的な配置です。
スピーカー同士の距離もモニター1枚分で、デスク奥行きが狭くてもリスニングポイントを確保しやすいメリットがあります。



とは言ってもモニター2台+スピーカー2台設置することになるから、それなりの幅が必要だよ。
視線移動に難点あり
この配置では、モニターとモニターの間にスピーカーを配置しています。
それにより、"モニター間の視線移動をスムーズにできなくなる"というデメリットもあります。



ちょっと使い勝手は良くなさそうだね。



「結局1枚しか使っていない」ってことになるかも...。
その結果、外側のモニターの使い勝手が悪くなり、「結局1枚しか使っていない」という状況に陥るかもしれません。
今回紹介する4つのなかで最も「可もなく不可もなく」といった方法です。
サブとしてならOK
「2枚のモニターをフル活用したい」という考えの人にとって、この配置は不便を感じるかもしれません。
一方、「1枚のモニターはサブとして使うだけ」という考えの人にとっては最もおすすめできる配置方法です。



簡単に配置できるのもポイント高いよね!
画面数は3枚になりますが、僕も実際にスピーカーを挟んで1枚設置しています。


左端のモニターの使用頻度は低くはありますが、あると便利に感じる瞬間は多いです。



"3画面"自体はおすすめできるかと言えば...怪しいけど。


②2枚のモニターを挟むようにスピーカーを設置


- モニター間を遮る障害がないため視認性が良い
- モニターアームを使用する必要がなく設置が容易



デュアルモニターと言えばまさにこの配置!!



スピーカーは置いていないけど、僕もDTM以外のパソコン作業はこの形でしているよ。
僕もDTMを始めた当初は、慣れ親しんだこの方法で配置をしていました。
しかしスピーカーの正しい配置方法を調べていくうちに、この方法では正しい音をリスニングできないということがわかりました。
リスニングポイント確保のため巨大なデスクが必要!
モニターを2枚挟むことで
スピーカー同士の距離が広くなる!
→幅の広いデスクが必要
さらに
前項で紹介したスピーカー配置のポイントに、
スピーカーと自分の位置を結ぶと正三角形になるようにする
という内容がありました。
これを踏まえると
スピーカー同士の距離が広くなると自分の位置(リスニングポイント)も大きく後方に離れる必要がある



使うモニターサイズによっては、市販サイズにはないくらい巨大なデスクが必要になっちゃう。
デスクサイズを計算
僕のデスク環境を例に、この配置方法でどの程度のデスクサイズが必要になるかを計算してみました。
現在僕が使用しているモニターは27インチワイドモニターと29インチウルトラワイドモニターですが、計算をわかりやすくするため幅62cmの27インチモニターを2台設置すると想定します。
正しく配置する条件
- モニターを横に並べる幅 = 124cm
- スピーカー配置に必要な左右のスペース = 70cm
(1台35cm×2台分) - スピーカー間の距離 = 約150cm
- デスク後方からスピーカー前面までの距離 = 35cm
(モニターよりスピーカー前に出すための距離)



これは僕のモニターとスピーカーの配置を例に計算したものだから、あくまで参考程度にしてね。
これらの条件から計算すると、以下が最低限必要となるデスクサイズとなります。
- リスニングポイントはスピーカーから130cm前方
(1辺150cmの正三角形の高さから算出) - リスニングポイント確保のための必要なデスク奥行きは150cm
- 必要なデスク幅は200cm





こんなサイズ感のデスクなんて買えないし置けないよ!!!



市販でこのサイズは見たことないから、オーダーメイドするしかないかもね。
デスクをオーダーすると高い!
DTMデスクのオーダーと聞くと、憧れを感じるかもしれません。
しかし、デスクのオーダーは想像以上に高いです。
僕も憧れの気持ちから、このサイズ感で左下をくり抜いたL字デスクの見積もりを工務店さんにしてもらうと



15万円です。
...さすがに高すぎてやめました。



その半額くらいで電動昇降デスクを購入して、結果すごく快適!
\電動昇降デスクはDTMにおすすめ!/


③モニター上部にスピーカーを設置


- スピーカーとモニターが並列に並ぶためデスク幅を節約できる
- スピーカーの位置を変えやすいのでリスニングポイントを確保しやすい
- モニター間を遮る障害がないため視認性が良い



これが一番合理的な方法に見える気がする。



でも、"ツイーターを耳の高さに合わせる"が問題になってくるよ。
デスクサイズを節約しつつリスニングポイントを確保
配置方法
モニターの後ろにスピーカースタンドを配置
↓
その上にスピーカーを配置
スタンドはモニター以上の高さのあるものを使用
この方法は「スピーカー間の距離を自由に調整でき、リスニングポイントを確保しやすい」という非常に大きなメリットがあります。



モニターの枚数もサイズも関係ないね。



後から増やしたり大きくしたりもしやすくて良いね!
ツイーターの高さが問題
一見合理的に見える方法ですが、ここでツイーターの高さ問題が発生します。
ツイーターに関する設置条件
ツイーターの高さと
自分の耳の高さを合わせる
または
スピーカーを傾けて
自分の方に向かって倒す
ツイーターと自分の耳の高さを合わせようと思うと、おそらく以下のような形になってしまいます。


どうでしょうか?
僕はこの画像作りながら案外悪く無いように感じました(笑)
しかし、常に立ち姿勢で作業する必要があるのが難点です。



もしくはバースツール買って座るとか?
スピーカーを倒して自分の耳に合わせる方法もありますが、「モニター以上の高さがあり斜め設置可能なスタンド」が必要になります。



どっちにしても大変そうだね。
④上下配置モニターを挟むようにスピーカーを設置


- モニター1枚分の幅しか取らないためデスク幅を節約できる
- リスニングポイントを確保しやすい
- モニター上下配置によって身体的負担が減る
- DAWの使い勝手が良くなる



僕はこの方法を激推し。



一度設置すれば滅多に移動しないから、実質メリットしかないね。
この設置方法では、モニターを2枚使用していながらスピーカー間の距離はモニター1枚分です。
つまり、「スピーカー間と自分の位置が正三角形になるように」というリスニングポイントが確保しやすくなります。



さらにDAWの使いやすさが爆上がり!
DAWは画面設計上、"上部にトラック画面・下部にミキサー画面"といったUIが多いです。
モニターを上下配置にすることで、これを上モニターと下モニターに分けて行うことが可能となります。





これはテンション上がりそう!
DTMではトラック画面↔︎ミキサー画面の目線の行き来が多いです。
②の方法で配置していた頃は、左右に首を振る回数があまりに多く身体的に負担になっていました。



上下に首を振るのも身体的にきつくない?



僕もそう思っていたけど、やってみたらそうでもなかったよ!
上下配置によるメリットやデメリットに関してまとめた記事もありますので、この方法について気になった方はぜひこちらの記事をご覧ください。


まとめ
以上、デュアルモニター環境において考えられるスピーカーの設置方法についてでした。
どの方法が正解・不正解ということはなく、部屋の広さやデスクサイズに合わせて最適な設置方法を選ぶのがベストです。
今回紹介した方法以外にも、さらに良い配置レイアウトがあるかもしれません。



この方法もおすすめ!とかあればぜひXのDMとかで教えてね!
個人的には④の方法が最もおすすめで、もし大きいデスクを用意できるのでしたら②も候補に入るかなといったかんじです。
ぜひこの記事を参考に快適なDTM環境を作り上げてください。



