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デュアルモニター環境でのスピーカーの最適な位置は?正しい設置方法を解説

デスクレイアウト
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デュアルモニターにしたいけどスピーカーの設置位置どうしよう...。

こう悩んでいる方は多いのではないでしょうか。デュアルモニターを導入すると、作業効率が向上し、視覚的な情報を整理しやすくなります。しかし、モニターが2枚になることでスピーカーの設置位置に悩むケースも少なくありません。

特にDTM環境ではデュアルモニターによって作業効率が上がる一方で、スピーカーの配置が適切でないと音の定位が曖昧になり、ミックスやマスタリングの精度に影響を及ぼす可能性があります。

これはゲームや映画鑑賞でも同様です。スピーカーの位置が適切でないと、音がこもったり方向感がずれたりして、臨場感のあるサウンドを楽しめなくなることがあります。

本記事では、デュアルモニター環境における最適なスピーカーの設置方法を詳しく解説していきます。

運営者情報

1102(ひとつ)

2022年8月「ヒトツノオト」でデビューしたギター歴10年以上のボカロP。
バンドサウンドを主軸とした楽曲を制作。

ニコニコ動画、YouTubeに楽曲動画配信中。

デュアルモニター環境でのスピーカー設置位置に悩んだ話

スピーカーの設置位置を考え始めた経緯

僕がスピーカーの配置する位置について考え始めた経緯は、
・2022年5月:DTMを始め、1年以上モニタースピーカー無しで楽曲制作
・2023年7月:引越しを機にDTM環境を一新、モニタースピーカーを導入
・デュアルモニター環境との兼ね合いでスピーカー設置位置に悩む
です。

モニター導入までの1年間は通常のオーディオ用スピーカーをデスク外に配置していました。最後の確認として使う程度で、基本的にヘッドフォンのみで楽曲を制作していたような形でした。

ひとつ
ひとつ

そととき作った楽曲を今改めて聴くといろいろと聴きづらい点がたくさん...。

楽曲制作を行う上でやはりモニタースピーカーは必須だと感じ、導入することにしました。しかしこの時点で僕はデュアルモニター環境でDTMを行なっており、上記の写真を見て貰えばわか通りスピーカーの配置位置についても深く考えたことがありませんでした。

モニタースピーカーを導入することを決めたときに初めて「スピーカーには正しい設置方法がある」ということを知り、悩むことになりました。

参考にした記事とXのポスト

こういった経緯の中で、スピーカーの配置方法について調べていると以下のポストを見かけました。

正に当時僕が悩んでいたことそのままの内容です。これらのレイアウトですごく悩んでいました。そしてこのポストに対して瀬戸弘司さんが以下のような引用をされていました。

さすが著名人なだけあり、多くの返信がありそこには有益な情報が多数集まっていました。

しかしこれらのポストはあくまでも「デュアルモニター環境でスピーカーをどこに置くか」といった議論です。これがDTMになるとただ設置するだけではなく、リスニングポジションや音の定位を意識する必要が出てきます。

そこで僕は上記ポストの内容と合わせて以下の2つの記事を参考にしました。

ヤマハ|モニタースピーカーの基礎知識

プロが診断!間違いだらけのモニタースピーカーセッティング

どちらもとてもわかりやすく解説されていて参考になります。これからモニタースピーカーを導入する方はぜひ一度目を通して頂きたい記事です。

YAMAHAに関しては僕も使用していますが多くのDTMerに使われているHS5MSP3の販売元ですので、これ以上にない確実な情報ではないでしょうか。

スピーカー配置のポイント

参考にした記事からスピーカー設置のポイントをまとめると、

スピーカー配置のポイント
  1. スピーカーは壁から離す(1.5M以上)
  2. スピーカーと壁までの距離を左右同一にする(設置条件を合わせる)
  3. スピーカーのツイーターと自分の耳を同じ高さにする
  4. スピーカー2台と自分の位置の3点で正三角形を作るように配置
  5. スピーカー前面が自分の方を向くように角度を調整
  6. モニターは各スピーカーのセンターに配置
  7. モニターよりスピーカーの方が前に来るように配置

DTM専用の部屋であれば問題ありませんが、自室の一角にデスクを配置する場合1と2に関しては難しい場合が多いかもしれません。壁からスピーカーを離すことは、音の反響により低音が強調されてしまうことを防ぐための処置です。もし十分な距離を確保できない場合は吸音材等を使用する事である程度対策ができます。

また、スピーカー同士の距離はモニターのサイズや枚数によって変わります。スピーカーの間隔が広がるほど、適切なリスニングポジションを保つために自身の位置もモニターから離す必要があります。そのため、デスク奥行きに余裕が求められます。

僕も1と2に関しては難しかったので、それ以外のポイントを意識してスピーカーを設置しました。その結果、音の定位が明確になりモニターの中央から音が鳴っているように感じられるようになりました。スピーカーを正しく配置することでファントムセンターの効果が表れ、左右の音が自然に重なったことによるものです。

デュアルモニター環境におけるスピーカーの設置方法

前項で引用したポストとそのリプ、参考にした記事から考えた、デュアルモニター環境でおすすめできるスピーカー設置方法は以下の4つです。また、この記事は「モニターもスピーカーも全てデスク上に配置する」という前提で進めていきます。

スピーカーの設置レイアウト
  1. 1枚のモニターを挟むようにスピーカーを設置
  2. 2枚のモニターを挟むようにスピーカーを設置
  3. モニター上にスピーカーを設置
  4. モニターを上下に重ねそれを挟むようにスピーカーを設置

結論として、どの設置方法が正解かは一概には言えません。デスクのサイズや作業環境により最適なスピーカーの配置は異なります。

また、先ほど引用したポストの内容のうち「C:スピーカーふみふみ」に関しては、以下のような問題が発生する可能性があるため、DTM環境においては推奨できません。

  • スピーカーの振動がモニターに伝わり、共振による不要なノイズが発生
  • スピーカー本来の響きを妨げ、音の再現性が損なわれる
  • ツイーターを耳の高さに合わせるとモニターを全力で見上げる必要がある


これらの理由からスピーカーをモニターの下に設置するふみふみスタイルは避けた方が良いでしょう。

ここから①〜④の設置方法ごとにメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

①1枚のモニターを挟むようにスピーカーを設置

メリット
  • 正面モニターの視認性が高い
  • リスニングポイントを確保しやすい
  • モニターアーム等用意する必要がなく設置が容易
デメリット
  • モニター間の視線移動ををスピーカーで遮ってしまう
  • 外側のモニターを見る際に首を大きく動かす必要がある
  • デスクの幅を多く必要とする

この方法は、作業効率と配置の容易さを両立できる合理的な配置です。

スピーカー同士の距離もモニター1枚分となるため、デスク奥行きが狭くてもリスニングポイントを確保しやすいメリットがあります。とは言え、モニター2枚とスピーカー2台設置することになるため、それなりの幅を要することになります。

また、モニターの間にスピーカーを配置する事で、視線移動をスムーズにできなくなるというデメリットがあります。その結果、外側のモニターの使い勝手が悪くなり、「結局1枚しか使っていない」という状況に陥る可能性もあります。とは言え、外側はサブモニターでたまに使うだけとかであれば全く問題ないでしょう。

今回紹介する4つのなかで最も「可もなく不可もなく」といった方法です。

②2枚のモニターを挟むようにスピーカーを設置

メリット
  • モニター間を遮る障害がないため視認性が良い
  • モニターアームを使用する必要がなく設置が容易
デメリット
  • スピーカー間の距離が長くなるためデスクの奥行きが多く必要
  • デスクの幅を多く必要とする
  • 横並びのモニターは首を動かすことが多くなり身体的負担が増す

デュアルモニターと言えばまさにこの配置!!

DTM以外で言うと、配置が最も容易なこの方法が最適かと思います。実際僕もスピーカーは置いていませんが、DTM以外のPC作業はこの形で行なっています。

僕も当初はこの方法での配置を検討していました。しかしスピーカーの正しい配置方法を調べていくうちに、以下の点からこの方法では難しいと言うことがわかりました。

リスニングポイント確保のため巨大なデスクが必要!

まずモニター2枚を挟むことでスピーカー同士の距離が広くなり、リスニングポイント(自分の位置)も後方に大きく離れてしまいます。その結果、奥行きの広いデスクが必要となります。

さらに幅に関しても①と同様、モニター2枚とスピーカー2台を設置するため多く必要とします。

つまり、幅も奥行きも市販サイズでは間に合わないくらい巨大なサイズのデスクが必要になる可能性が出てくると言うことになります。

デスクサイズを計算

僕のデスク環境を例に、この配置方法でどの程度のデスクサイズが必要になるかを計算してみます。

現在僕が使用しているモニターは27インチワイドモニターと29インチウルトラワイドモニターですが、計算を簡単にするため幅62cmの27インチモニターを2台設置すると想定します。

デスクサイズを算出するための条件
  • モニターを横に並べる幅 = 124cm
  • スピーカー配置に必要な左右のスペース = +35cm×2(左右)
  • スピーカー間の距離 = 約150cm
  • デスク後方からスピーカー前面までの距離 = 35cm
ひとつ
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これは僕のモニターとスピーカーの配置位置を例に計算したものだからあくまで参考程度にしてね。

これらの条件から計算すると...

  • 必要なデスク幅は200cm
  • リスニングポイントはスピーカーから130cm前方(1辺150cmの正三角形の高さ)
  • リスニングポイント確保のための必要なデスク奥行きは150cm

なかなかなサイズ感ですよね。市販のデスクでこんな正方形に近いデスクなんて見たことがありません。オーダーメイドするしかないのではないでしょうか。それか巨大なちゃぶ台とか?

ひとつ
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ちなみに僕はだいたいこのサイズで左下をくり抜いたL字デスクをオーダーメイドしようとしたら15万円くらいって言われたよ。さすがに高くてやめたよ。

正直DTMを趣味として行なっている身としては、このサイズのデスクを用意することもそれを置く部屋を確保することも難しいと思います。ちなみに幅50cmの21インチモニターで計算すると、それでも幅180cm奥行き125cm程のデスクが必要です。

こういった点からこの方法は、スペース的に難しく現実的ではないと言えます。

③モニター上部にスピーカーを設置

メリット
  • スピーカーとモニターが並列に並ぶためデスク幅を節約できる
  • スピーカーの位置を変えやすいのでリスニングポイントを確保しやすい
  • モニター間を遮る障害がないため視認性が良い
デメリット
  • モニター以上の高さがあるスピーカースタンドが必要
  • ツイーターを耳の高さに合わせるのが困難
  • モニターの後ろにスピーカーを配置するため奥行きがそれなりに必要

今回紹介する4つの中で、一見するとこれが一番合理的な方法に見えます。しかしツイーターを耳の高さに合わせるのが困難という大きな問題点もあります。

デスクサイズを節約しつつリスニングポイントを確保

配置方法としてはモニターの後ろにモニター以上の高さのあるスピーカースタンドを配置しその上にスピーカーを置くという方法です。モニターの後ろにスピーカーを配置することになるため、ある程度のデスク奥行きは必要となりますが、②の方法ほど広いスペースは必要ありません。

この方法の最大のメリットは、スピーカー間の距離を自由に調整できるためリスニングポイントを確保しやすいことです。

ツイーターの高さが問題

しかしここでツイーターの高さを自分の耳に合わせるという新たな問題が発生します。

スピーカーをスタンドで上げるとその分、自分の耳の位置も高くする必要があります。通常の座った姿勢ではツイーターと自分の耳を合わせることが困難でしょう。某ポテトヘッドさんのように耳を取り外せる方は問題ありませんが、それができない方は自分が立って耳の高さを合わせるしかありません。

となると、おそらくこういった形で作業することになります。

どうでしょうか?僕はこの画像作りながら案外悪く無いように感じました(笑)

こういった形で作業したことが無いため、この方法が良いか悪いか正直わかりません。もしこの方法で作業をしている方・過去に試したことがある方いましたらぜひ感想をお聞かせください。

しかしこうなると座った方が良いのか立った方が良いのか微妙なところです。姿勢の問題が出てきそうです。

※追記
スピーカーを耳の高さに向かって斜め下に倒すという手もあるようです。ツイーターの直線上に耳があるようにすれば良いようです。

バースツールを使えば体勢の問題は解決?

もしかすると、座面の高い椅子を使えば快適に作業できるかもしれません。

それこそギター用のバースツールなど良い選択肢になりそうです。僕も立ち姿勢に疲れたらこれに座って作業とかしていますが、割とアリです。ギターを弾く際もなんとなくテンション上がります。

ひとつ
ひとつ

ギタリスト的にはGibsonってだけでテンション上がるよ。

④モニターを上下に重ねそれを挟むようにスピーカーを設置

メリット
  • モニター1枚分の幅しか取らないためデスク幅を節約できる
  • リスニングポイントを確保しやすい
  • モニター上下配置によって身体的負担が減る
デメリット
  • モニターアームが必須となり、配置が大変で面倒
  • モニターを移動させたいとき、大変で面倒

僕はこの方法を激推ししています。設置が大変で面倒なことを除くとメリットしかありません。

モニターを2枚使用していながらスピーカー間の距離はモニター1枚分しか開かないため、リスニングポイントも確保しやすいです。これは実際に試して分かりましたが、左右配置と比較し目線や首を動かすことが少なくなり身体的負担が激減します。

その他にもDAWの画面設計上、上部にトラック下部にミキサーといったUIが多いですが、モニターを上下配置にすることでこれを上モニターと下モニターに分けて行うことが可能となります。

上下配置によるメリットやデメリットに関してまとめた記事もありますので、この方法について気になった方はぜひこちらの記事をご覧ください。

最適なスピーカー配置で快適なDTM環境を!

以上、デュアルモニター環境において考えられるスピーカーの設置方法についてでした。

どの方法が正解・不正解ということはなく、部屋の広さやデスクサイズに合わせて最適は配置を選ぶのがベストです。今回紹介した方法以外にも、さらに良い配置レイアウトがあるかもしれません。もしこの方法もおすすめ!とかあればぜひXのDM等で教えてください。

個人的には④の方法が最もおすすめで、もし大きいデスクを用意できるのでしたら②も候補に入るかなといったかんじです。僕はディアルモニターをフル活用したいので①の方法は選択肢から外します。③はわかりません、この記事を書きながら永遠に気になっています(笑)

ぜひこの記事を参考に快適なDTM環境を作り上げてください。

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